愚か者のお祭り「第5回東京国際フール祭」を2009年6月8日(月)〜14日(日)の一週間、東京両国の劇場シアターXで開催いたします。今年はフランス、韓国、カンボジア、ベルギーからアーティスト達が来日し、日本のアーティスト達と共にその妙技を競います。

 まずフランスからは第1回、第3回のフール祭に出演し、観客から再演希望が絶えなかった「BP ZOOM」が待望の新作をひっさげて再来日を果たします。前作の喜劇のロジックに基づいて緻密に練り上げられた質の高いシュールなコメディは、我が国におけるクラウンのイメージを覆すような作品でした。

 韓国からは、日韓合作コメディ。過去3回のフール祭に登場した日本マイム界の第一人者、山本光洋と、韓国のマイムの鬼才コ・ジェギョンによる新しいマイムのコラボレーション作品をご覧頂きます。お互いに言葉が通じない間柄にして、コメディを作り上げる事を可能にしてしまう二人はまさにボディランゲージの匠そのものです。

 カンボジアからは、教育、文化芸術を通して子ども達の自立支援をはかるNGO組織Phare Ponleu Selpakから若きクラウンがやってきます。物質的に豊かとは言えない生活の中で、病院や学校などで公演を繰り返しながら、現地の若者達の生活をモチーフに作り上げた、注目のクラウンスペクタクルが日本初来日を果たします。

 ベルギーからはヌーボーシルク(新しいサーカス)の粋を集めたような、コミカルで美しく、遊び心に富んだ不思議なジャグリング作品がやってきます。

 さらに日本国内で舞台やストリートで活躍するクラウン、マイミスト達が、オムニバス公演でその作品を競い合います。ヨーロッパ、アジアから集まった様々な笑いの祭典を、ぜひ体験して下さい。

 暗い世相と未曾有の不況の中、背中を丸め息を潜めて今をやり過ごす風潮が、主流になっているかもしれません。世界の仕組みは固まり、人々も固まり、そんな身動きのとれない寒風吹き荒れる世の中の気分を吹き飛ばすのは、我々とは違う角度で世の中を見つめる道化の存在かもしれません。固まりきった世界を刺激し、遊び尽くす道化のエネルギーで、私達も頭と体のコリをほぐして、暗い世の中をひっくり返そうではありませんか!


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